新宿区高田馬場の皮膚科。レーザー脱毛、ホクロ除去、コラーゲン注入、ケミカルピーリングによるニキビ治療。

トレチノイン/ハイドロキノン外用治療で肝斑もきれいに

シミの治療で明るい肌に。肝斑の治療

トレチノイン/ハイドロキノン外用治療について

料金
トレチノインゲル5g、油性ハイドロキノン3mL、再診料込み
\22,750

※当院を最初に受診された場合、初回のみ自費診療初診料金が別途¥3,150必要となります。

肝斑

肝斑は女性の頬にできる左右対称性の境界が比較的はっきりしたシミです。30歳台〜40歳台に多く20%は妊娠をきっかけに出現します。また、経口避妊薬でも出現しやすく、女性ホルモンの分泌と深い関係があるといわれています。紫外線の多くなる、夏には目立つようになり、冬には薄くなることが多く、50%で日光の紫外線が関係しているといわれています。

肝斑

肝斑がよくできる場所は、紫外線が多くあたる前額、頬骨部、上口唇、下顎です。左右対側性に境界明瞭な褐色の色素斑を生じ、目の周囲が抜けるのが特徴です。

肝斑はほかのシミと違いレーザー治療が効きません。それどころか、レーザーを使用するとシミが濃くなることがあります。よって、トレチノイン/ハイドロキノン療法が治療の基本となります。また、トラネキサム酸(商品名トランサミン)の内服も効果があり、外用療法と併用することがあります。

トレチノイン/ハイドロキノン外用療法

トレチノイン/ハイドロキノン療法は、漂白期と治癒期に分かれます。

1)漂白期:治療開始2〜6週目ではトレチノインおよびハイドロキノンを併用し、表皮メラニンの排出を促します。多くの場合は治療開始後2〜3日のうちに皮膚が紅くなる皮膚炎症状と、ターンオーバーの亢進により落屑(皮膚の皮がうすく剥ける状態)、乾燥がみられます。

トレチノイン/ハイドロキノン外用療法

2)治癒段階期:シミが消失あるいは軽減した段階で治癒段階に移行させます。トレチノインのみを中止しハイドロキノンのみを広範囲に外用します。

【トレチノインとは】

トレチノインはビタミンAの誘導体で、難治性のニキビの治療薬として米国で認可されています。また、シワなどの皮膚の紫外線老化にも効果が認められ、有望なアンチエイジング外用剤として使用されています。当院では独自に作成したトレチノインゲルを処方いたします。トレチノインには、1)角質をはがす、2)表皮の細胞分裂を促進し皮膚の再生を促す、3)皮脂腺の働きを抑え皮脂の分泌を抑える、4)真皮のコラーゲンの生成を促し皮膚のタルミや小ジワを改善する、5)表皮内でヒアルロン酸などの分泌を高め皮膚をみずみずしく保つなどの作用があります。

【ハイドロキノンとは】

ハイドロキノンは、米国では美白剤として古くから使用されており、高い安全性を持っています。ハイドロキノンは1)メラニンを合成するタイロシネースという酵素の活性を抑制、2)メラニン細胞を破壊、3)メラニンの凝集したメラノソームを分解することにより、シミを消す、あるいは薄くする作用があります。ハイドロキノンの美白効果は非常に高く、リン酸化ビタミンCや化粧品に含まれるアルブチンの約100倍の効果があるといわれています。

【トレチノイン/ハイドロキノン外用の方法】

1日1〜2回(朝洗顔後、夜入浴後)、以下の指示に従って丁寧に塗ってください。
(1)メークを落として、洗顔します。化粧水を使用される場合は最初に顔全体の肌になじませてください。
(2)シミにトレチノイン(黄色いジェル)を塗ります。ベビー綿棒を用いて、丁寧にごく薄く付けてください(※最初から厚く塗らないでください。反応が予想以上にでることがあります)。部分的に盛り上がって残っている場合は綿棒で拭き取ってください。その後数分間乾かしてください。シミが広範の場合は初期の反応がどの程度かみるために最初は小指大の大きさに試験的に2〜3日塗ってみることをお勧めいたします。
(3)ハイドロキノン(オイル、クリームなどの製剤があります)をシミとその周囲に塗ります。顔全体の美白も希望されればハイドロキノンは顔全体に塗ります。この時にトレチインを塗っていない部分から塗り始めてください。トレチノインを塗った部分から塗り始めるとトレチノインの炎症を周囲に広げてしまうことになります。
(4)朝は上からサンスクリーン剤(SPF30、PA++以上)を塗布します。メークは上からファンデーションをして結構です。他の部分にクリーム、乳液を使う場合は治療部分にかからないようにしてください。

【治療例】

治療前
赤い部分で囲まれた部分が肝斑

肝斑治療前

治療後
外用治療により肝斑は消失しました。

肝斑治療後
【注意事項】

(1)トレチノイン開始2〜3日で皮膚炎症状(紅斑、乾燥、落屑)が起こります。皮膚を掻かないようにしてください。12週間しても皮膚炎症状が起こらないときは、若干厚めに塗ります。また、ピーリング剤を使用することありますが、自己判断の前にかならず医師にご相談ください。逆に皮膚炎の症状が強い場合は1日1回あるいは2日1回に外用回数を減らします。
(2)トレチノインを使用中は皮膚の角質が剥離しますので、一時的に皮膚の乾燥や刺激過敏が出現します。保湿剤を上から外用することは可能です。
(3)治療中の日焼けは治療効果を著しく阻害するので、お膚に合うサンスクリーン剤(SPF30、PA++以上)を併用してください。
(4)とくに問題がなければ2週間に1回クリニックを受診してください。皮膚炎の症状が強い、また逆に症状がでない場合は、できるだけ早く受診してください。受診にさいしては待ち時間を少なくするために前日までに予約をされることをお勧めします。
(5)トレチノインは動物実験では大量投与によって奇形を生じることがあります。ヒトではトレチノイン外用との因果関係の明らかな奇形発生はこれまでにありませんが、念のため治療中は避妊を行って下さい。

【保管方法】

トレチノインは分解が非常に早いため冷蔵庫に保管し、外出時や旅行にはお持ちにならないで下さい。ハイドロキノンクリーム(55mL)は冷蔵庫、油性ハイドロキノン(3mL、12mL)は常温で保管してください。

【薬剤の追加】

薬剤の追加が必要な場合は窓口でご購入ください。価格は、トレチノインジェル\5,250, 油性ハイドロキノン(3mL)\2,500, 同(12mL)\9,000, ハイドロキノンクリーム(55mL)\21,000です。その際に受診はかならずしも必要ありません。