山手皮膚科クリニックは、新宿区高田馬場にある美容皮膚科です。美容診療、保険診療を受け付けております。
老人性色素斑(日光黒子)は早ければ30歳台で、多くは40歳以降に顔面・手背・前腕など日光(紫外線)にあたるところにでる濃い褐色の境界明瞭なシミです。紫外線に長期間暴露されたことにより、皮膚の表皮細胞が光老化し色素細胞(メラニン細胞)を活性化して過剰なメラニンを作らせます。今のシミは5〜20年前に紫外線に当たった影響がでているわけです。
老人性色素斑のシミの原因は、色素細胞(メラニン細胞)と表皮細胞の異常です。シミを取り去る根本的な治療は、紫外線で老化したこれらの異常細胞を破壊し、正常で健康な細胞に置き換えることが必要です。その方法としては、Qスイッチ・アレキサンドライトレーザー治療が最も効果的な治療方法です。
Qスイッチ・アレキサンドライトレーザーは1億分の1秒というきわめて短い時間で強力なエネルギーを発生するために、正常な表皮細胞、色素細胞(メラニン細胞)、真皮、血管、脂肪組織に影響を与えずに、メラニンを大量に持つ異常な表皮細胞とメラニンを過剰に生産する色素細胞(メラニン細胞)を選択的に熱破壊します。レーザーで破壊された部分には、正常な細胞が再生してきてシミのない正常な皮膚が出来上がります。
最初にシミがレーザーによく反応するかどうかを確かめるために、直径3mmの円形部分にテスト照射を行います(テスト照射は省略することも可能です)。
テスト照射部位のシミが消失するようであれば、全体のレーザー照射へと進みます。テストでレーザーへの反応が悪いときには美白剤を使用しての治療へ切り替えることも可能です。
レーザー照射したシミの皮膚はレーザーの熱によりダメージを受けていますので、その後10〜14日ほどは肌色のテープにて保護する必要があります。
テープの下でシミの皮膚は痂皮(かさぶた)となり、その下から正常な皮膚が再生されます。痂皮が剥がれ落ちて下からきれいな正常の皮膚がでてきたら、テープでの保護の必要はなくなります。
その後、紫外線を防ぐためのサンスクリーンを使用しながら、ハイドロキノン(美白剤)で炎症後の色素沈着症を防ぎます。これらを3〜4ヶ月続けて治療は終了となります。
※1左図(シミのレーザー治療流れ)の中で、レーザーで治療した方の10%くらいでは、シミの細胞がレーザーに耐性を持っているために1回のレーザーでは不十分なことがあり、色素が残ることがあります。※2この場合は通常は無料で再度レーザー照射を行います
※3また、炎症後の色素沈着症が強くて、ハイドロキノンのみでは、シミの消失までに長い時間がかかりそうな場合は、トレチノインとハイドロキノンを併用したやや強力な美白治療を行い、色素沈着症を治療することがあります。

下の写真は、30歳半ばの女性で当院でレーザー治療を行った方の治療経過です。レーザー照射と美白剤での治療を行い、3ヶ月でシミは消失しました。
※初診時に初診料¥3,150が別途かかります。
※レーザー照射はシミの大きさによって、ミリメートル単位で価格を算定します。
※テスト照射の結果、美白剤のみでの治療となる場合は、面積などによって治療費が異なりますので、ご相談ください。
A:治療に使用するレーザーの届く深さは、皮膚の表面からせいぜい3−5mmの真皮層までです。皮膚に照射したレーザーが照射部位周辺の皮膚や照射部の皮下脂肪組織、血管などに影響することはありません。当然、遠く離れた内臓などに影響を及ぼすことも一切ありません。しかし、レーザーはメラニンに反応することから、眼を保護する必要があります。眼の網膜にはメラニンが含まれているからです。そのために、レーザー治療中は、特別なゴーグルを着用して眼を保護します。
A:レーザー照射部は老人性色素斑の異常角化細胞とメラニン細胞を熱破壊するために、人工的に軽い火傷をつくった状態になりますので、しばらくはその部分を外部の刺激から保護することが望まれます。当院では、目立ちにくい肌色のテープを使用しており、テープの上からのお化粧は可能です。色素斑の直径5mm以上あれば、テープでの保護が望ましいですが、直径4mm以下ですと、皮膚の回復が早くテープを使用しないことも可能です。
A:老人性色素斑の治療では、紫外線で老化して異常となった表皮細胞と色素細胞を熱破壊することが再発を防ぐ最も重要なポイントです。これには、高出力のパワーをきわめて短時間で照射する必要があり、単一波長の"レーザー"光線を使用して初めて可能となります。フォトフェーシャルは一部の波長の光を遮断しながらも、たくさんの波長ももった"光"を使用するので、表皮の深いところにある根本の細胞(表皮基底細胞)の熱破壊までには至りません(破壊するまでパワーをあげると、正常皮膚も含めて火傷を起こします)。一時的にメラニンを過剰に持った表皮細胞にダメージを与え、メラニンの皮膚からの排出を促しますが、異常細胞が破壊されていないので一定期間後に再発します。
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